音楽生成AIにゲームチェンジャーが現れました。元Google DeepMindの研究者が立ち上げた「Udio（ユーディオ）」は、Suno AIの4倍となる月間1200曲を無料で提供し、さらに商用利用も可能という驚愕の条件で世界を席巻しています。
本記事では、Udioの実際のクオリティをSuno AIと比較レビュー。さらに、AdobeがSoraなどの動画生成AIを統合する最新の市場動向まで、クリエイティブ市場の最前線を徹底解説します。
💥 元Google DeepMindの破壊力！Udioの概要と開発背景
Udioは、テキストから音楽を生成できる生成AIサービスです。ユーザーが「R&B、男性ボーカル」といったテキストのプロンプトを入力することで、それに対応した楽曲が生成されます。
Udioを運営するUncharted Labs AIは、元Google DeepMindに所属していたAI研究者やエンジニアによって設立されました。さらに、Will.I.AmやCommonといった海外の著名なアーティストもプロジェクトに参加しており、その技術力の高さと期待値の高さが伺えます。
Udioは現在ベータ版ですが、その品質はリリース直後から海外のSNSで大きな話題となりました。
💰 Udioの最大武器：Suno AIの4倍！月1200曲無料＆商用利用OKの衝撃
Udioの最大の特徴は、その無料プランの利用制限の寛大さにあります。
現在Udioはベータ版として、月に1200曲まで無料で楽曲を制作できます。「月に1200曲無料で作れる。これ結構インパクト大きいですよね」という話し手の驚きの通り、これは非常に太っ腹な提供枠です。
競合サービスであるSuno AIが無料版で月に約300曲までであるのと比較して、Udioは4倍の無料枠を誇ります。
商用利用の壁を打ち破る
さらに驚くべきは、この無料で作成できる1200曲は、クレジット表記をすれば商用利用が可能であるという点です。Suno AIの場合、商用利用を行うには有料版への加入が必須ですが、Udioは無料でこの権利を開放しており、本気でユーザーを取りに来ていることがわかります。
Udioは日本語を含む現在8カ国語に対応しており、歌詞あり・なしの音楽を生成でき、ポッドキャストやYouTubeなどのBGM素材としても即戦力になります。
🎶 品質徹底比較：Udio vs Suno AI、操作性とクオリティの勝者は？
UdioとSuno AIは、どちらも非常に高いクオリティの音楽生成AIですが、どちらが優れているかという議論は「好みの問題」によるところが大きいです。
| 比較項目 | Udio（無料版） | Suno AI（無料版） | 評価 |
|---|---|---|---|
| 月間生成曲数 | 1200曲まで | 約300曲まで | Udioが圧倒的優位 |
| 商用利用 | クレジット表記で可能 | 不可能（有料版から） | Udioが優位 |
| 品質 | トップクラス | トップクラス | 好みによる |
| 楽曲構成操作性 | 直感的な操作が可能 | 延長作業が必要 | Udioが優位 |
結局、どちらのAIが「いい音楽」を作れるかというと、「好みの問題」によるところが大きいです。ただ、個人的な主観で言わせてもらうと、「個人的にはですね数のAIが若干上かなというふうに感じています」。
とはいえ、Udioの操作性が優れており、「1曲を作る時の作業工程はUdioの方が直感的でやりやすかったかなという印象を受けました」という利便性も見逃せません。Udioはまだベータ版（バージョン1）であることを考えると、Suno AI（V3）に匹敵するクオリティを出している点は驚異的であり、今後のバージョンアップにも期待が持てます。
🚀 AdobeもSora統合！クリエイティブAI市場のマルチモーダル連携が加速
Udioの登場は、音楽生成AIの分野だけでなく、動画や画像を含むクリエイティブAI市場全体の競争を加速させています。
Adobeによるマルチモーダル連携の加速
Adobeは、動画編集ソフト「Premier Pro」に動画生成AI（Fireflyビデオモデル）を搭載する予定を発表しました。さらに驚くべきことに、この新機能では、OpenAIのSora、Pika、Runwayといったトップクラスの動画生成AIをサードパーティとして組み込むことも発表しています。
「AdobeのPremier ProにSora、Pika、Lanway これらの動画生成AIをサードパーティーとして組み込むということも発表したんですね」とある通り、これにより、Adobeのソフト内で動画生成AIのオールスターが使えるようになります。
画像生成AI（Midjourneyなど）、音楽生成AI（Udio、Suno AI）、動画生成AIを組み合わせることで、個人でミュージックビデオのようなコンテンツを制作できる時代が到来しています。大手企業が続々と高性能な生成AIを投入・統合することで、ユーザーはより効率的かつ創造的なコンテンツ制作が可能になっています。
まとめ
- Udioは元Google DeepMindの研究者が設立した会社による音楽生成AIで、テキストから歌詞付きの楽曲を生成できます。
- Udioは現在ベータ版ですが、月に1200曲まで無料で生成でき、クレジット表記付きで商用利用も可能です。
- 品質はSuno AIと並ぶトップクラスであり、特に曲を完成させるまでの操作性において優位性があります。
- Adobeが動画編集ソフトにSora、Pika、Runwayなどの動画生成AIを統合するなど、クリエイティブAI市場全体で統合と競争が加速しています。
配信元情報
番組名：耳で学ぶAIロボシンク
タイトル：【新サービス】海外で話題になっている音楽生成AIのUdioを語る回🔥
配信日：2024-04-16
