【自動化が現実味】Perplexity Sonarで変わるAI情報収集と「ハルシネーション対策」最強プロンプト

AI・テクノロジー

検索AIの立役者Perplexityから、APIの新モデル「Sonar/Sonar Pro」がリリースされました。これにより、APIの回答精度が格段に向上し、情報収集の自動化が現実味を帯びています。

本記事では、このAPIの精度向上をレビューするとともに、AIの誤情報(ハルシネーション)を防ぐための「ファクトチェックプロンプト」を具体的に紹介します。さらに、OpenAIが公開したブラウザ操作AIエージェント「Operator」の現状と将来性も解説し、AI活用の最先端の動向を整理します。


? Perplexity Sonar登場:API精度向上で情報収集の自動化へ

Perplexityは、キーワード検索ではなく、会話ベースで検索ができる検索AIの代表的な存在です。APIも提供されており、プログラムからアクセスすることで、情報収集や調査タスクを24時間自動で稼働させることができます。

以前、PerplexityのAPIにはLlama 3.1 Sonarというモデルが使われていましたが、筆者自身、チャット画面の結果と比べてAPI経由の精度が低く、導入を断念した経緯がありました。「前のモデルがですね。ラマ。3.1ソナーというモデルでした。(中略)使ってみたんですけどあまり精度が良くなかったんですね。

Sonar/Sonar Proの登場で「使えない」常識は過去のものに

しかし、先週Perplexityから発表された新モデル「Sonar」と「Sonar Pro」は、回答精度が格段に向上しています。「結論の先に言うと回答精度いいですね。以前みたいなチャット画面と大きく回答精度が異なるみたいなことはないなと感じました。

API料金は、Sonarの場合、入力トークンと出力トークンあたりそれぞれ1ドルで、これに1000回の検索あたり5ドルが追加されます。この新モデルは、パープレキシティプレイグラウンドというお試し画面から無料で試すことができます。この進化により、情報収集の自動化ワークフローにPerplexity APIを本格的に組み込める段階に入ったと言えます。


? ハルシネーション対策:検索AIを「ファクトチェック」に使う方法

AIを使った情報収集は、以前は「知識のカットオフ」の問題があり、最新情報には回答できないため、あまり良いアプローチではありませんでした。しかし、ブラウジング機能の登場により状況は一変。現在、検索AIの精度はどんどん上がり、実務で利用する人が増えています。

最強のハルシネーション対策プロンプト

検索AIのもう一つの重要な活用法として、ハルシネーション対策としてのファクトチェックが挙げられます。

生成AIが作成した報告書や、人間が作成した文章の全文を検索AIに渡し、インターネット上の情報と照合させるアプローチです。「テキストに書かれた情報に誤りがあるかどうかっていうのを検索AIを使ってファクトチェックする。こういったアプローチも面白いと思います」。

【最強のファクトチェックプロンプト例】

ユーザーが添付したテキストをインターネットの情報参考にファクトチェックしてください。誤りの可能性があれば理由とセットで指摘してください。

このアプローチが特に役立つのは、AIのように情報がすぐに古くなる分野です。今は合っている情報でも、利用プランの変更などで将来的に誤りになる可能性もある。そんな「鮮度落ち」によるミスを防ぐために、この検索AIによるファクトチェックが効いてきます。PerplexityのAPIを使えば、こうした情報のチェック作業を人間の目視よりもコストと手間を圧縮しつつ、自動化することも可能です。


? OpenAI Operator:精度は初期段階、しかし未来を感じるAIエージェント

Perplexityとは別に、OpenAIから「Operator」という新しい機能が公開されました。これは、AIに指示を与えてブラウザを操作し、タスクを実行させることができる、ブラウザ版のAIエージェントのようなものです。

現状の利用条件とGPT-3.5時代との類似性

このOperatorは、現状、日本ユーザーは利用できません。利用条件としては、アメリカで利用可能であることと、ChatGPTのプロプラン(月額約3万円)に加入している必要があります。

デモ動画を見た感想として、現状の精度は「実用に耐えるものではない」という評価です。「現時点では実用に耐えるものではないですね結構ミスも多かったりあとは完了できないタスクがあったりしました。

しかし、初期のGPT-3.5モデルも、当初は実務に耐える精度ではありませんでしたが、その後のGPT-4で一変しました。Operatorも同様に、今後性能が向上し、仕事で使えるようになる可能性があると期待されています。Operatorは「クア」(CUA: Computer Using Agent)と呼ばれる新しいモデルで動作しており、このAPIも近日中に公開される予定です。ブラウザを自動操作する分野は、GoogleのProject MarinaやClaudeのComputer Use機能など、AI各社が総力をあげて開発している、今後の注目の領域です。


まとめ

この記事をまとめると…

  • Perplexityの新しいAPIモデル「Sonar/Sonar Pro」がリリースされ、従来のモデルよりも回答精度が大幅に向上したため、API経由での情報収集の自動化が進めやすくなった。
  • AIが誤った回答をするハルシネーション対策として、検索AIをファクトチェックツールとして活用するのが有効であり、具体的なプロンプトで自動化も可能となる。
  • OpenAIからブラウザ版AIエージェント「Operator」が公開されたが、現時点ではプロプラン限定かつ精度も低い。
  • Operatorの精度はまだ実用レベルではないが、AI各社がブラウザ操作AIエージェントの開発に注力しており、今後の単純作業の自動化に貢献する可能性が期待される。

配信元情報

番組名:耳で学ぶAIロボシンク
タイトル:パープレキシティAPIから新モデルSonarが登場!AIを使った情報収集, Operator雑談
配信日:2025-01-28

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