【AI活用術】「メモ帳管理」はもう古い!非エンジニア向け プロンプト管理・比較ツール3選

AI・テクノロジー

「昨日のプロンプト、どこに保存したっけ?」 メモ帳やスプレッドシートでのプロンプト管理に限界を感じていませんか?良い回答を得るための「プロンプトの型」を見つけても、GPT-4O、Claude、Geminiといった異なるモデル間の精度比較やバージョン管理は手間がかかりすぎるのが実情です。

本記事では、非エンジニアでもプロンプトの保存、比較、そしてモデル間の「優劣テスト」を効率よく行える実践的な専用ツールを徹底解説。あなたのAI活用を次のステップに進めるための「プロンプト管理戦略」をご紹介します。


プロンプトを管理する前に、まずはプロンプトの基本原則を理解しておくと改善の方向性が明確になります。

なぜプロンプト管理が必要?バージョン管理と「モデル比較」の目的

チャット GPT や Gemini など、生成AIを日常的に利用するようになると、「自分が使うプロンプトっていうのはある程度絞られてくると思います」。しかし、プロンプトをこだわって試行錯誤していくと、既存のメモアプリやコード管理ツールでは対応できない、高度な要求が出てきます。

1.1. プロンプトはモデルと一緒に「比較」してこそ価値が出る

プロンプト管理で目指す主な目的は、メモやNotionで管理する手間を減らし、以下の実験を効率よく行うことです。

  • プロンプトの比較: 昨日作ったプロンプトと今日作ったプロンプト、どちらが精度が高いのかを比較したい。
  • モデルの比較: 同じプロンプトでも、GPT-4O、Claude 3.5 Sonnet、Geminiといったモデルを変更することで出力がどう変わるのかを比較したい。

結構プロンプトをこだわって試行錯誤していくとこういった要求も出てくると思います」。これらの作業を効率よく行うためには、「プロンプトを管理するために設計されているサービス」を使うのが一番効率的です。

最新モデルでは従来のプロンプト手法が通用しないケースもあります。

手軽にプロンプトを試行錯誤!実験環境のデファクトスタンダード:OpenAI Playground

プロンプト管理ツールの多くは開発者向けに作られていますが、非エンジニアでも環境構築なしで手軽にプロンプトの実験ができるツールとして、OpenAIが提供するOpenAI Playgroundが挙げられます。

これはプロンプト管理ツールというより「プロンプトの実験環境」に近いサービスなのですが、非常に便利です。

  • 手軽な比較:オープンAIのプレイグラウンドを使えば、一つの画面でワンクリックでプロンプトやですね、モデルの比較をできるので便利です」。GPT-4OとGPT-4O miniなど、異なるモデル間での回答結果の違いを同時に比較できます。
  • 保存機能: 入力したプロンプトに名前を付けて登録し、いつでもワンクリックで呼び出すことができます。

ただし、OpenAIのサービスなので、使えるモデルはチャット GPT のモデルのみという制限があります。まずはここからプロンプトの試行錯誤を始めるのがおすすめです。

より体系的にプロンプトを構築したい場合は、CO-STARフレームワークも参考になります。

複数モデルで精度をテスト!API比較に特化したPromptHubとAgenta

OpenAI Playgroundではチャット GPT のモデルしか比較できません。ClaudeやGeminiのモデルも含めて検証したい場合は、PromptHub(プロンプトハブ)が有用です。

3.1. PromptHub:複数モデルの比較とバージョン管理

PromptHubは、OpenAI、Claude、GeminiのAPIキーを登録することで、「複数のモデルっていうのを比較できます」。

  • バージョン管理: プロンプトの履歴(バージョン)を管理できるため、プロンプトを書き直した後でも、前のプロンプトの方が精度が良かった場合に簡単に戻すことが可能です。
  • 制限: 無料で利用できますが(月50リクエストまで)、登録したプロンプトがプライベートにできない(公開設定となる)という制限がある点には注意が必要です。
プロンプトの出力傾向をコントロールしたい場合は、Few-shot promptの活用も効果的です。

3.2. Agenta:高度な自動評価を求めるプロ向け

PromptHubよりもさらに本格的な機能を持つのがAgenta(アジェンタ)です。

Agentaには、プロンプトを自動で実行・評価する機能があり、事前に設定した基準(メールの本文に指定キーワードが含まれているかなど)通りにプロンプトが動いているかを自動でテストできます。Agentaのような本格ツールは、環境構築が要らずAPIキーだけですぐ使えるのですが、正直なところ、LLMアプリ開発者向けに作られている側面があるため、非エンジニアの方には少し敷居が高いと感じてしまうかもしれませんね。


日常のチャット業務を劇的に効率化するSuperPower

プロンプトの実験・比較といったタスクよりも、日常的なチャット GPT の「作業効率を上げる」ことに重点を置いたツールも存在します。それがChromeの拡張機能SuperPowerです。

SuperPowerは、チャット GPT のブラウザ画面をカスタマイズし、以下の機能を提供します。

  • 履歴管理: ブラウザ版のチャット GPT にはない、過去のチャット履歴の検索機能や「お気に入り登録ができます」。
  • 整理機能: 会話履歴をメールやアイデアなどのフォルダに分けて整理したり、プロンプトをテンプレートとして登録し、「あとで呼び出すこともできます」。

SuperPowerはプロンプトの実験には向きませんが、チャット GPT の日常利用で「チャットの検索やフォルダ分けができないのがストレス」と感じているユーザーには特におすすめです。


まとめ

この記事をまとめると…

  • プロンプト管理ツールを使うと、メモアプリよりも、プロンプトの保存、比較、モデル比較といった実験を効率よく行えます。
  • シンプルにプロンプトを試行錯誤し、モデル比較を行いたい場合は、OpenAI Playgroundが最も手軽でおすすめです。
  • 複数のAIモデルのAPI性能を比較したい場合はPromptHubが、高度な自動評価やデータセット管理をしたい場合はAgentaが適しています。
  • プロンプトの実験よりもチャットGPTの日常的な作業効率を高めたい場合は、チャット履歴の検索やフォルダ分けが可能なChrome拡張機能「SuperPower」が有用です。
  • 現状、非エンジニア向けのプロンプト管理ツールのデファクトスタンダードは存在しませんが、だからこそ自分の目的に合ったツールを選べる柔軟性があると捉え、まずは手軽なツールから試してみましょう。

配信元情報

番組名:耳で学ぶAIロボシンク
タイトル:プロンプト管理どうしてる?効率よくプロンプトを管理する方法について考える
配信日:2024-09-24

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