Googleから高性能なGemini 1.5 Proを搭載したメモアプリ「NotebookLM(ノートブックLM)」が日本でも利用可能になりました。このアプリは、有料級の高性能AIを無料で提供し、PDFやウェブサイトの情報を参照・要約し、一箇所に集約できるのが特徴です。
本記事では、ユーザーデータをAI学習に利用しないセキュリティ面を徹底レビュー。業務活用における安全性や、Apple・OpenAIの提携など、最新の市場動向と共にお伝えします。
? 無料で高性能!NotebookLMの概要とGemini 1.5 Proのインパクト
NotebookLMは、GoogleがリリースしたAI搭載のメモアプリです。その最大のインパクトは、搭載されているAIモデルにあります。
最新かつ高性能な言語モデルであるGemini 1.5 Proがこのメモアプリに搭載されており、しかも無料で開放されているという点です。元々有料級の高性能モデルであるGemini 1.5 Proが、NotebookLMに無料で搭載されているのは驚きです。
NotebookLM自体はアメリカでは約1年前にリリースされていましたが、先週(6月6日頃)に日本でも利用可能となりました。現在は試験段階での提供となっています。
? 情報集約の効率化:PDF/URL要約と複数資料をまとめる機能
NotebookLMは、情報収集の効率化に特化しているアプリです。主な使い方としては、テキストやファイルをAIに「投げて」要約させるというシンプルなものです。
対応している情報源は多岐にわたり、Googleドキュメント、PDF、テキストファイル、Googleスライド、ウェブサイトのURLをアップロードできます。例えば、海外の論文PDFをNotebookLMに投げて、日本語で要約・翻訳させるような使い方も可能です。
複数資料を参照・集約し、一箇所にまとめる
NotebookLMは単なる要約ツールに留まりません。AIが要約した内容とは別に、ユーザー自身がその情報をもとに感じたことや考えたことをメモとして残すことができます。
この機能は、情報集約にも抜群に役立ちます。同じ議題を話す複数の会議資料があった場合、それらをNotebookLMに投げて要約してもらい、必要な情報を全て一つの場所に集約させることができるからです。
?️ 業務でガシガシ使える!Googleが明言するセキュリティ対策
会社の機密情報や重要な資料を、一般の生成AIに投げることは、AIがその内容を学習してしまう可能性があるため、通常はセキュリティ面でNGとされています。
しかし、NotebookLMについては、Googleがユーザーが入力した内容を学習しないと明確に明記しています。
Googleが公式に「学習に利用しない」と明記しているのは、業務で使う私たちにとって非常にありがたいポイントです。この点さえクリアできれば、会議資料や会社の機密情報でも安心してNotebookLMに投げ込める、強力な効率化ツールになります。
? 資料の深掘りをサポート:サジェスト機能と「引用元」表示
NotebookLMには、情報収集の効率をさらに高める独自の便利な機能が搭載されています。
一つは質問のサジェスト機能です。資料を投げ込んで要約させると、AIがその内容に基づき、「こういった質問も気になるよね」と先回りして質問の候補を表示してくれます。AIが先回りして質問を表示してくれるのは、資料をさらに深掘りしたい場合に重宝します。
もう一つは回答の引用元表示機能です。AIが要約した内容のどの部分が元の資料のどこを参照しているかを教えてくれます。要約内容を確認しているときに、引用元のボタンを押すだけで参照元を確認できるため、非常に便利です。
? AI搭載製品のトレンド:AppleとOpenAI提携の衝撃
NotebookLMのようなAI搭載のメモアプリの登場は、「AI搭載の〜」という文脈で今後も製品が増えていくという大きなトレンドの一部です。AI搭載のスマートフォン、メガネなど、ソフト・ハード両面でAIが搭載された製品が増加し、私たちの生活にAIがより身近になることが予想されます。
こうしたトレンドの中で、Podcastの収録直前には、AppleとOpenAIが提携するという大きなニュースが発表されました。
この提携により、OpenAIのChatGPTがAppleの製品のOSレベルで統合される予定です。「Appleの製品にチャットGBTが統合されます」。Appleは、ユーザーのプライバシー保護を重視しており、リクエストはOpenAIに保存されないこと、ユーザーのIPアドレスも隠されることを説明しています。「リクエストはOpenAに保存されませんということですね」。
まとめ
この記事をまとめると…
- GoogleがAI搭載メモアプリ「NotebookLM」をリリース。有料級のGemini 1.5 Proが無料で搭載されています。
- PDFやURLなど複数の資料を投げ込み、要約・集約することが可能で、情報収集の効率化に特化しています。
- Googleはユーザーの入力内容をAIの学習に利用しないと明記しており、機密性の高い業務でも活用しやすいです。
- AIが先回りして質問を提示するサジェスト機能や、要約の引用元を表示する機能が、資料の深掘りをサポートします。
- AppleがOpenAIと提携し、ChatGPTをOSレベルで統合するという発表があり、AIの利便性向上が加速しています。
配信元情報
番組名:耳で学ぶAIロボシンク
タイトル:Gemini 1.5 Pro搭載のメモアプリ、NotebookLMをレビュー
配信日:2024-06-11




