🎙️ 2024-03-19 配信:耳で学ぶAIロボシンクより
ChatGPT Plusの月額3000円は、決して安い金額ではありませんよね。「課金する前に、一度GPT-4の性能を試してみたい…」と悩んでいる方も多いはず。
実は、高性能モデルGPT-4、画像生成(DALL-E 3)、さらにはファイルアップロードといった、ChatGPT有料版の主要機能の多くが、Microsoft Copilotでは無料で利用できるんです。本記事では、この裏技を徹底解説。課金に踏み切る前にCopilotを試すべき具体的な理由と、Copilot GPT-4 無料利用可能な機能について詳しく見ていきましょう。
💻 Copilotの正体:なぜ有料級の機能が無料で提供されるのか
まず、Microsoft Copilotとは一体何なのか、そしてなぜChatGPTの有料版機能が無料で使えるのか、その背景を見ていきましょう。
1. CopilotはOpenAI技術を搭載したAIアシスタント
Microsoft Copilotは、Microsoftが提供するチャットGPTのようなサービスです。Copilotの内部では、実際にチャットGPTと同じモデルがエンジンとして動いています。
Copilotは、チャットGPTが人間と会話するチャットボットであるのに対し、Microsoftの公式サイトでは「ユーザーのAIアシスタント」として、Word、Excel、PowerPointなどMicrosoft製品との連携も可能であると説明されています。CopilotはWeb版はもちろん、WindowsやMacのOSからもすぐに呼び出して使えますよ。
2. MicrosoftとOpenAIの密接な関係
この高性能なモデルが無料で提供されている背景には、OpenAI(チャットGPTの開発会社)とMicrosoftの密接な関係があります。
MicrosoftはOpenAIに多額の出資をしており、両社の関係は非常に強固です。OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏がOpenAIを辞任する事態になった際にも、当時のMicrosoft CEOであるサティア・ナデラ氏が、サム・アルトマン氏とそのスタッフ全員を受け入れる準備があると表明したほどです。
Microsoftは、これまでWindows OSの会社というイメージが強かったのですが、近年はAIの会社へと変貌を遂げており、Copilotの無料提供はその戦略の一環と言えます。
💰 Copilotで無料で利用できるChatGPT Plusの高性能機能
Copilotでは、チャットGPTの有料版(ChatGPT Plus、月額20ドル)でしか利用できない機能の多くが、無料で利用できます。これは、今Chat GPTの無料版(GPT-3.5)を使っているけど、ちょっと物足りないなと感じている方にとっては、本当に大きなメリットになります。
Copilotで無料で利用できるChatGPT Plus 機能 無料で使える有料級の機能は主に以下の4点です。
1. GPT-4 Turboの利用
ChatGPTは、無料版のGPT-3.5と有料版のGPT-4という2つの主要なモデルで動いています。AIの性能を左右するのはこのモデルであり、GPT-4の方が性能が優れています。
Microsoft Copilotでは、この有料版のユーザーが使えるGPT-4モデルを無料で利用することができます。厳密には、より高性能なモデルであるGPT-4 Turboが標準モデルとして利用可能です(配信日時点)。
キラーフレーズ:
「GPT 3.5 よりも GPT 4 の方が性能がいいわけですね。」
2. ファイルのアップロードと指示
ChatGPT Plusで使えるファイルの操作機能も、Copilotなら無料で利用できます。PDF、Word、Excel、画像、テキストなどをCopilotにアップロードし、その内容を要約や翻訳させることが可能です。
ただし、Copilotの無料版ではアップロードできるファイルの容量が1MBまでという制限があります。これはChatGPT Plus(256MBまでアップロード可能)と比較すると大きなデメリットではありますが、Copilot 画像生成 ファイルアップロード機能が無料で使えるのは大きな利点です。
3. 画像生成(DALL-E 3)
Copilotでは、OpenAIが開発した画像生成AI「DALL-E 3」を使った画像生成も無料で利用できます。これはチャットGPTの場合、有料版から利用できる機能です。Copilotでは「Copilot Designer」というサービス名で提供されています。
4. 一部のプラグイン(拡張機能)の利用
チャットGPTのプラグインは、本来チャットGPTが持っていない機能を提供するためのものですが、Copilotでも一部のプラグインが無料で利用可能です。
例えば、音楽生成AIであるSuno AI(数のAI)のプラグインが使えます。Copilotに対して「1分の長さのR&Bを作曲して」と指示すれば、音楽を生成させることができます。
🚫 Copilotでできないこと:ChatGPT Plusとの機能差
Copilotは非常に多くの有料級の機能を無料で提供していますが、チャットGPT有料版の機能のうち、Copilot無料版では提供されていないものもあります。
最も大きな違いは、カスタムチャットボットを作成・共有できる仕組みであるGPTsです。
GPTsは、自分専用のチャットボットを作成したり、他のユーザーが作った便利なチャットボット(メール作成用、情報収集用など)をインストールして使える機能です。これは、よく使うプロンプトをブックマークのように保存し、いつでも呼び出せる非常に便利な機能ですが、Copilot無料版では提供されていません。
また、ファイルアップロード機能は無料で使えますが、容量が1MBまでという制限がある点も、ChatGPT Plus(256MBまで)との大きな違いです。
🎯 GPT-4の性能を無料で確認:ChatGPTの課金に悩む人への推奨
ChatGPTの無料ユーザーを対象にしたアンケート結果では、有料ユーザーほど満足度が高いという結果が出ています。これは、無料ユーザーの多くが、GPT-3.5の性能に物足りなさを感じている可能性があることを示唆しています。
もし現在チャットGPTの無料版を使っていて、AIの回答精度や機能に不満がある場合は、Copilotを試してGPT-4の性能を無料で確認することを推奨します。話し手も「コパイロットを使ってみて GPT 4 の性能というのを確認するのも一つの選択肢だと思います」と述べています。
CopilotはMicrosoftアカウントを作成するだけで無料で利用できるため、有料版課金の是非を判断する材料を得るための有力な選択肢となります。
まとめ
- Microsoft CopilotはOpenAIへの出資により、ChatGPT Plus 機能 無料で使える機能(GPT-4、ファイルアップロード、画像生成など)の多くを提供しています。
- Copilotでは、GPT-4 Turboという高性能なモデルを無料で体験できるため、ChatGPT無料版の性能に不満を持つユーザーに推奨されます。
- Copilotはファイルアップロードが可能ですが容量は1MBまでであり、GPTsのようなカスタムチャットボット作成・利用機能は提供されていません。
- CopilotはWeb版とOS版(Mac/Windows)で利用可能であり、無料でMicrosoftアカウントの登録のみで利用開始できます。
配信元情報
番組名:耳で学ぶAIロボシンク
タイトル:ChatGPTの課金に悩む人はMicrosoft Copilotを試してみよう👨💻
配信日:2024-03-19




