Perplexity AIは、ChatGPTやGoogle Geminiと同じ対話型AIでありながら、「検索特化」という点で異彩を放っています。なぜ今、海外でPerplexityが話題なのでしょうか?
本記事では、ChatGPTのブラウジング機能よりも「圧倒的に速い」応答速度や、最新情報へのアクセス能力など、Perplexityの真の強みを解説します。そして、月20ドルで高性能モデルをまとめて使う「最強検索術」まで、あなたの検索体験を次のステージに進めるヒントが得られますよ。
? Perplexity AIの概要:元Google/OpenAI研究者による「検索特化」AI
Perplexity AIは、元GoogleのAI研究者や、ChatGPTを開発したOpenAIの元メンバーなどによって設立された会社が開発した、「検索に特化した生成AI」サービスです。2022年に公開されました。
従来の検索エンジンとの違いは、ユーザーが質問をすると、AIが言葉で回答を返してくれる点にあります。これはChatGPTのような対話型AIとして機能するということです。
回答に情報源(ソース)が明記される信頼性
Perplexityの特に優れた点は、生成された回答に対して、その元となった情報源(ソース)を提示してくれることです。これにより、ユーザーは情報が合っているかを確認したり、さらに深掘りしたい場合に提示されたリンク先を目視で確認したりできます。情報の信頼性を担保できるのは、大きなメリットです。
? 2つの決定的なメリット:「圧倒的な応答速度」と検索特化の設計
ChatGPTでも調べ物はできますが、「なぜPerplexityを使うのか?」に対する答えは、主に2つの決定的なメリットに集約されます。
1. 圧倒的な応答速度で作業効率が劇的に向上
何より大きなメリットは、Perplexityが「圧倒的に早い」応答速度を持つことです。
ChatGPTのブラウジング機能は最新情報を取得できますが、応答が遅く、使いづらいと感じる場面が少なくありません。「どんなに精度が良くてもですね。その応答が遅いと作業効率に影響しますよね」。しかし、Perplexityは応答がサクサク行われるため、リサーチの作業効率が劇的に高まります。この速さこそが、Perplexityが海外で急速に広まっている理由の一つです。
2. AIの「知識のカットオフ」を回避し最新情報にアクセス
生成AIの多くは、学習データの制限(知識のカットオフ)があり、最新情報へのアクセスが苦手です。
しかし、Perplexityの大きな強みは、インターネットの情報にその場でリアルタイムにアクセスする点です。つまり、情報の鮮度という意味では、知識のカットオフがあるChatGPTよりも明らかに優れているわけです。直近のニュースも逃さずにチェックできます。
? 月20ドルでGPT-4とClaude 3を!お得な有料プランの仕組み
Perplexityは無料でログイン不要で利用できるため、気軽に試すことができます。
有料版は月額20ドル(約3000円)ですが、これが「大盤振る舞い」だと評価されるのは、高性能なAIモデルの選択肢が増える点です。
通常、それぞれに課金が必要なGPT-4や、ChatGPTのライバルであるClaude 3(最上位モデル)、Mistral Largeといった高性能なモデルを、Perplexityの有料版なら月額20ドルでまとめて利用することができます。「考え方によってはかなりお得ですよね」。コスパを重視するユーザーにとって非常に魅力的な設計です。
検索を効率化するその他の機能
- フォーカス機能: 検索元を「インターネット全体」から「学術論文」などに絞り込めます。
- ライティング機能: 文章生成のような使い方も可能です。
- エクスプローラー: ユーザーの検索履歴に基づいたニュース記事をレコメンドしてくれます。
ただし、Perplexityは長文の回答でパフォーマンスが落ちる傾向や、回答に時々英語が含まれるという注意点もあります。高速な調べ物や最新情報が必要なときはPerplexityを使い、長文生成や要約など通常の業務にはChatGPTやClaude 3を使うといった使い分けが推奨されます。
? AIによる検索体験の変化:リンク検索から対話型質問へ
Perplexityのような検索特化の生成AIが登場したことにより、私たちの検索体験は大きく変わっています。
従来の検索エンジンでの調べ物は、「キーワード入力→リンクを探す→クリック→記事の中から答えを探す」という手間のかかるプロセスでした。
しかし、生成AIが登場してからは、AIに質問をして答えがパッと返ってくる対話型質問に慣れてしまうと、なかなか従来の検索体験に戻るのは難しいのが実情です。エンジニア向けの巨大なQAサイトStack Overflowのアクセス数減少も、生成AIの影響が指摘されています。
この検索AI市場の盛り上がりを受け、GoogleはGeminiを、OpenAIも検索機能を強化したChatGPT Searchを投入するなど競争が激化しています。
- Google: Gemini
- Microsoft: Bing(OpenAIのAIを組み込み)
- OpenAI: ChatGPT Search
- 競合他社: Felo (日本)、GenSpark (中国)
まとめ
この記事をまとめると…
- Perplexity AIは、元GoogleやOpenAIのAI研究者が設立した検索に特化した生成AIであり、ChatGPTのブラウジング機能よりも圧倒的に応答速度が速いです。
- Perplexityはインターネットにリアルタイムにアクセスするため、ChatGPTでは苦手な最新情報にもアクセスできます。回答には情報源が明記されます。
- 有料版(月額20ドル)では、GPT-4やClaude 3など複数の高性能モデルをまとめて使えるため、コストパフォーマンスが高いです。
- 検索元を絞り込めるフォーカス機能など、検索を効率化する機能が備わっています。
- Perplexityのような検索特化AIの登場により、ユーザーの検索体験はキーワード入力からAIへの対話型質問へと変化しています。
配信元情報
番組名:耳で学ぶAIロボシンク
タイトル:君はPerplexityを知っているか?検索特化の生成AIについて語る回??
配信日:2024-04-09




